導入事例

サブスク事業へ初挑戦。KIMERAで業務効率化を実現!

サブスク事業へ初挑戦。KIMERAで業務効率化を実現!
代表取締役 小林様

今回は、ポータブル通信電流計「ENIMAS」を開発し、2022年9月下旬より販売を開始した株式会社コバヤシ精密工業の代表取締役・小林昌純様にお話を伺いました。

「カーボンニュートラル、脱酸素がキーワードになっている昨今、サプライチェーン排出量(※)が削減の範囲として着目されている。その中は『Scope1,2,3』という分類がされて、Scope3(下流にあたる取引企業)も二酸化炭素(CO2)の排出量を開示しなさいという話になっている」「ただ、世の中には排出量に関する情報が足りないので、そこを補うのが『ENIMAS』の役割」と話す小林代表。製造業の視点で課題解決に取り組んだ事業を考案し、「今が一番楽しく、期待に溢れた時期」とも語ります。

(※)サプライチェーン排出量:企業の事業、その原料調達・製造・物流・販売・廃棄など、一連の流れ全体のCO2排出量

「ENIMAS」は将来的にサブスクリプション型での本格展開を見込んでおり、販売開始のタイミングでKIMERAを新規導入いただきました。小林代表には「ENIMAS」開発の背景と開発・販売するまでの過程、そしてKIMERAを選択した理由を伺いました。

「カーボンニュートラル」「脱炭素」の時代。「オール相模原」で本当に必要とされる製品をリリース

── 「ENIMAS」について先ずは教えてください。

小林様:エネルギーインパクトアセスメント(ENergy IMpact ASsessment、環境影響評価)、その頭文字をとってENIMAS(エニマス)と名付けました。基本機能としては、会社の設備1台づつの消費電力とCO2排出量の可視化です。

例えば、工作機械は動力となる電線を繋いで、ブレーカーに機械1台ずつ繋がっています。電線は電気が流れていると渦電流が発生するんですが、その渦電流をセンシングすることで電流がどれくらい流れているかをセンサーで換算します。この情報をENIMASで取得して4G通信を介してAmazonのWebサーバーにあげて、それを見られるようにする仕組みです。

── ENIMASの開発経緯は?

小林様:キーワードは「カーボンニュートラル」「脱炭素」です。CO2に対して真摯に取り組んでいる企業でないと、取引対象や投資対象とみなさないという世の中の流れですね。我々のような中小企業も例外ではなく、未対応の企業は市場からピックアウトされてしまう。ですので、今こういう商品は必要なんじゃないかと考えて、開発に至りました。

ENIMAS製作の作業風景。1台1台、社員が手作業で筐体を作り上げていく。
ENIMAS製作の作業風景。1台1台、社員が手作業で筐体を作り上げていく。

── 製品の着想から開発までの流れについても教えてください。

小林様:EMIMASの開発を始めたのは2018年で、今の型にしようと思ったのは2021年の年末です。会社として業績が伸びて新しい機械を増やした時期に電気代が急激に上がってしまって、最初は社内の測定用に端末を製作していました。

そんなとき、保険会社のセミナーを聞きに行って「Scopeってご存じですか?」「CO2の排出量を開示できない会社とは取引をしないという方向性になりますよ」と講師が話していて、「これだ!」と。点と点が線で繋がった瞬間でした。

ENIMASに関しては企画・設計までを私が担当して、残りは相模原の工業経営研究会の仲間が力を奮ってくれました。ソフトウェア、基盤づくり、製品デザインができる仲間や段ボール会社などが結集して、「オール相模原」で商品化に向けて一気に動きました。「相模原」の想いがギュッと詰まっている製品ですね。

「機械1台あたり8回線」「複雑な電気工事が不要」がENIMASの強み

── ENIMASの製品としての特長や、他社との違いはどこにありますか?

小林様:同様の製品は家庭用などでありますが、基本は機械1台に対してセンサーが1個付けられる「1回線」です。それだと、多くの機械を稼働している企業では全く足りない。ENIMASは8回線にしました。レポートボタンを押せば1~8chまでの1分ごとのデータを取得できますので、機械1台ずつの消費電力とCO2排出量の確認に加えて、機械の稼働監視も可能です。

また、設置に際して複雑な電気工事が要らない点も大きな特長です。通常の製品だとブレーカーを一旦落としたり工場を止めたりしないといけないのですが、配電盤に電源をカチっとはめれば直ぐに起動できるので、作業時間だけで見ても従来の6分の1程度に抑えられますし、何より作業がすごく簡単です。価格も大手企業が提供する製品の10分の1程度に抑えました。

── 多くの面で優れるENIMASを、将来的に「サブスクリプション型」で提供しようと考えた理由はなんでしょうか?

小林様:お客様がイニシャルコスト(初期費用)を抑えられることが一番大きいですね。それに、サブスクリプション型は導入するにも辞めるにもすぐできますから、お客様にとってもメリットが大きい。

プライシングの部分は一番悩みましたが、最初は売り切りで販売開始しつつ、数百台の販売後にサブスクリプション型へ完全に切り替えるイメージを持っています。

UI/UXがシンプルで、視認性・可読性が高いENIMASの専用WEBアプリ。
UI/UXがシンプルで、視認性・可読性が高いENIMASの専用WEBアプリ。

「サブスクリプション型サービス」の展開に請求領域の効率化は不可欠

── ENIMASの展開スタートにあたり、請求管理ソフトを新たに導入しようと考えたのはなぜでしょうか?

小林様:株式会社ENIMASという会社を2022年8月に新たに立ち上げて、コバヤシ精密工業と完全に分けました。その上で、将来的にサブスクリプション型での展開を想定したときに、経理作業が非常に面倒になると考えました。

サブスクリプション型サービスの請求業務量は専属で1名付けてもおかしくない量ですけど、ソフトを使用することで効率化が叶うのであれば積極的に使っていきたいという観点でした。請求関連はスタートを間違うと後々変更するのは大変ですので、選定に際して事前にできる限り情報収集をしました。

── 多くの選択肢があった中で、請求管理ソフトを最終的にKIMERAに決定した要因は何だったでしょうか?

小林様:将来的にサブスクリプション型での製品展開を想定する中、検索エンジンで検索して一番上に出てきたのがKIMERAでした。また(特にSaaS系のサービス事業者は)こちらからヘルプサポートに連絡しない限り連絡は返ってきませんが、御社の営業担当の方は本当にこまめに連絡をくれるので信頼できましたね。

初回の打ち合わせ時にも、「こういう機能ない?」と様々提案したら、営業担当の方が「検討します!」と返してくれた。我々もお客様の意見を聞いて商品に実装していくプロセスを採っているので、非常に良い会社なんじゃないかなという予感がして、御社に決めました。

KIMERAを導入した現在では、ENIMASの公式サイトを立ち上げ、問い合わせフォームから飛んでくる情報をCSVファイルでKIMERAに吸い上げるところまでを調整中です。それができれば、月1〜2時間でENIMASの請求関連作業が完了するのではないかと考えています。

「メーカー」として地に足つけて、これからもどんどん挑戦していく!

── 今後、ENIMASをどう進化させていきたいとお考えでしょうか?

小林様:ENIMASにAI機能を実装したいですね。例えば、工作機械は年数によって消費電力・待機電力が全く異なるのですが、お客様の消費電力データをベースに「あなたの会社のこの工作機械は古くなってます」「工作機械で何パーセントの電力を消費しているので、ここから手をつけていきましょう」といった提案ができるようになりたいですね。そのためにもENIMASを多くのお客様に届けて、多くのデータをENIMASに集約していきたいと考えています。

── 1980年の会社設立から今年で42年。幾多の試練を乗り越えて、会社として今年新たな船出を迎えました。最後に、貴社の今後の「未来予想図」をぜひ教えてください。

小林様:先代は「頼れる企業のパートナー」をモットーに掲げ、従業員の待遇改善まで含めて奔走しました。私が弊社に入社したのが2003年ですが、バブル崩壊後の事業拡大期の最中にリーマンショックがありました。2009年11月に新社屋が完成したけど、当時は開店休業状態でしたね。17時の終業前に社員が掃除を始めたり(笑)。

東日本大震災の苦難を乗り越え、航空機案件でようやく一息ついたのですが、今度はコロナが始まって航空機案件がゼロ...。でも、その時々で必要とされる仕事があり、今があるのかな、と。ウチの社員は本当によくやってくれていますよ。

前提として、日本の製造業は非常に厳しい状況です。30年前は生産労働人口の6~7割が製造業でしたが、現在は6~7割がサービス業。中国やインドなどの国家の台頭もあり、次の一手を打たないと日本の製造業全体が飲み込まれてしまう。そういった状況下では「自社商品を生み出していく」ことや「メーカーになる」ことが、中小製造業の生きる道なんですよね。

我々も常にアンテナを張ってこれからの世の中で何が必要なのかを考え、どんどん挑戦して、事業の柱を絶えず作っていきたいと考えています。でも、大風呂敷は広げない。今後もしっかり地に足をつけてやっていきます。

ENIMASは日本の中小製造業をカーボンニュートラルの波に乗せるサーフボードだと思っています。日本の製造業が飲まれないためにも、相模原から全国へENIMASの存在を広めていきたいです。

社名株式会社コバヤシ精密工業
事業内容精密部品製造業
Webサイト株式会社コバヤシ精密工業:http://kobasei.com/
ENIMAS:https://www.enimas.jp/top.html

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