学習塾や資格予備校のサブスクリプションビジネスとは?

映画や音楽を中心に広がりを見せているサブスクリプションビジネスですがその勢いは教育産業にも広がっています。学習塾や資格予備校、幼児向けスクールなどの教育産業へサブスクリプションビジネスが導入されることでどんなメリットがあるのか、考えてみましょう。

学習塾や資格予備校の「商品販売型」ビジネスモデル

学習塾、資格予備校、それに幼児向けスクールなど、講義(レッスン)を提供するタイプのサービスがまず思い浮かぶ教育産業ですが、そのほかにも教材販売や、雑誌などの出版事業、検定試験の実施、留学支援、学習相談や質問に応じるといった付帯サービスも大きな柱となっています。

この教育産業ですが、従来から「大型かつ高価なサービスの販売」というビジネスモデルがほとんどでした。例えばユーザーがある講義のコースを申し込んだら長期間その契約に拘束され、他のコースへの転換や重複受講は不可能かまたは多額のコストがかかるといった問題点がありました。また、高価な教材を販売し代金を前受けする、という場合もやはり、ユーザーには高コストな印象を与えるものでした。

サブスクリプションビジネスへの転換は、このようなユーザーの不満を解決するものと言えます。

学習塾や資格予備校へサブスクリプションビジネスを取り入れるメリット

まずサブスクリプション型のビジネスはどのようなものか、サービスを提供する立場から確認しましょう。

キーワードは、「定額制」「期間内サービス無制限」です。商品ごとの販売金額を受け取るのではなく、一定期間にわたりあらかじめ設定された範囲内でのサービスを希望された分量だけ提供し、対価として定額料金を受け取ります。サービス購入者は、1ヶ月いくらという具合に定額制の代金を支払うことで、その期間内であればいくらでもサービスを受けることができます。ただし、もちろん設定されたサービス内での提供に制限されます。

新たな収益機会の獲得

サブスクリプションビジネスを行うメリットは、新たな収益機会を獲得することができる点にあります。ユーザーからすれば、時間さえあれば追加料金を支払うことなく無制限にサービスを受けられることから、従来の「モノごとに対価を支払う」タイプのサービスよりもお得感がありかつ手軽です。したがって、従来の商品販売型ビジネスを敬遠していた客層の取り込みも可能です。

なおすでにオンラインでの英会話スクールなどはサブスクリプションビジネスを開始しており、大手スクール間の人気争いはかなり激しいようです。もともとレッスン提供型の教育事業には、期間ごとの定額の月謝(または年会費)を受け取ってその期間内は講義をおこない、質問や受験相談も自由にどうぞ、としている場合もあり、ある意味でサブスクリプション型のサービスを従来から導入してきた業界とも言えます。このことから、教育産業はサブスクリプションビジネスと相性が良いといえるのではないでしょうか。

ただし留意しなければいけないのは、無制限のサービス提供は、裏を返せば人気のあるサービスに申し込みが殺到することになるということです。それに応じられるだけのリソース(講師等)を確保しなければなりません。レッスンでいえば「全く予約がとれません」では利用者を満足させることはできず、競合との争いでは敗退してしまいます。また、「一定期間に何度でも」という手軽さがサブスクリプションビジネスのメリットですから、これを利用者に享受してもらうためにはオンラインでのサービス提供は必須と言えるでしょう。生講義や紙媒体だけのサブスクリプションビジネスでは、移動や郵送に時間がかかり、若年層、特にスマホ世代にはコスパが悪いと映るでしょう。

では、困難に見えるリソースの確保は、どうすればよいのでしょう。

料金体系のグレード分けでリソースを確保

ここでの解決策は、「料金体系のグレード分け」です。料金プランをいくつかの階層(グレード)に分け、高いグレードのプランほど高額の料金を受け取る代わりにユーザー側の自由度も高く設定します。

例えば資格予備校であれば、時間をかけて難易度の高い成果を望む生徒さんをターゲット下コースには高い料金を設定する代わりに、付帯する講義の受講も幅広くできるなど「お得感」を高めておきます。他方、あまり時間は使うつもりはなく、ほどほどに学習したいという生徒さんのための「軽めの」コースも用意し、リーズナブルな料金を設定します。このようなグレード分けにより、様々なニーズを取り込むことができ、利用者の増加にもつながります。

リソースをただ増やすのではなく、グレードに応じてうまく配分するのです。定期的にグレードごとの料金体系を見直せば、効率的なリソース配分もでき、利益の最大化を図ることもできるでしょう。

まとめ

教育産業にとってもサブスクリプションビジネスは、オンライン化とセットではありますが、眠っていたニーズを取り込み、収益機会を拡大する効果をもつものといえます。

今なお続くコロナ禍で、多くの人が在宅勤務を行ったり、不必要な外出を控えるなど、ニューノーマルな生活スタイルが定着しつつあります。

そんな中で「おうち時間」を持て余して、この機会に何か学ぼうかな、語学などの資格を取ろうかな、と考えている人増えてきています。そんな潜在的なニーズを、教育産業においてもサブスクリプションビジネスで取り込める余地が大いにあるのではないでしょうか。

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